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コミケ戦記(C84)

以前、夏コミについて記事を書こうかなとブログ内で言っていましたが、ネタ切れ気味なので書いてみることにしました。せっかくなので戦記風に。

・・・・

 2013年8月11日午前、東京ビッグサイトは修羅場と化していた。そこかしこで昏倒する参加者、車椅子がたりず戦線離脱者を台車で運ぶスタッフ・・・まさに、C42ジェノサイドコミケの再来とでも言うべき惨状であった。
私がこのジェノサイドコミケをどうやって生き延びたか、話は数時間前に遡る。

 私はこの8月11日の朝を新宿のネットカフェで戦友と共に迎えた。前日の深夜までアルバイトをした上、ネットカフェの堅いカーペットで寝たため疲れは取れず、お世辞にも良い目覚めとは言えなかった。
まだ夜も開けやらぬ4時過ぎにもかかわらず、東京の気温は30℃を超えていた。(余談だが、この日は東京での観測史上最も高く、日本でも過去二番目に高い最低気温30.4℃を観測していた。)
夜が明けていないのに汗が噴き出してくる異常な暑さの中、駅に向かい始発電車に乗り一路新木場へ向かった。

 新木場での乗り換えの時点から戦争は始まっていた。りんかい線の改札には人が殺到し、私の後ろでは或る人が改札を詰まらせ大混乱に陥っていた。ホーム上は人で溢れかえり、やっとりんかい線の始発が到着するも安全のため駅構内は徐行していた。始発電車へは有楽町線からの乗り換え客は乗車すらままならない有様であった。
 乗車率200%をゆうに超える混雑の中、電車は国際展示場駅に到着した。途端、参加者がドアに殺到、私も下車しようとドアの方へ進んだところ、不覚にも右腕をドアと参加者の間に挟まれてしまった。なんとか脱出し事なきを得たものの、腕を不自然な方向に曲げてしまったため、しばらくの間は右腕の痛みに悩まされた。
下車後は改札までたどり着くのにも一苦労であり、私の後ろでは或る参加者が勢いよく転倒しまたもや大混乱に陥っていた。

 やっとの思いで改札から出ると人込みは和らぎ、スタッフの誘導に従いビッグサイトの東待機列に向かった。始発で来たにもかかわらず、舗装された駐車場の区域は主に軽蔑すべき徹夜組どもによって既に待機列が埋められており、私は舗装されていない砂利の区域に並ぶこととなった。
DSC_0335.jpg
 午前6時過ぎ、列が固定されやっと一息つくことができたが、本当の地獄はこれからであった。スタッフは「太陽が皆さんを駆逐しようとしています!熱中症対策はきちんとしてください!」と叫んでいたがまさにその通りで、陽が上って行くにつれ日差しは強さを増し、気温も上昇。或る人が温度計で測ったところ待機列の気温は45℃だったという。無論、私はこれを見越して3.5Lの水分を用意し10分おきに飲み、塩飴を30分おきに舐めるという対策を取っていた。しかし10時の段階で1.5Lの水分を消費するなど想像以上に速いスピードで手持ちの水分は減っていった。

 午前9時を過ぎるころには灼けつく日差しにより熱中症にかかり戦線を離脱する者が次々と出始めた。私の周囲では10人ほどの参加者が体調不良を訴えスタッフにより救護室に運ばれ、さらには早くも熱中症により卒倒する参加者が現れた。
9時45分ごろ、立ち上がって移動を開始する際にも、何人かは立ち上がることが出来ず、私が後ろを振り向くと脱落者が死屍累々といった様であった。
午前10時、愈々開場のアナウンスが流れ、会場は拍手に包まれる。しかし、入場は遅々として進まず、炎天下の中待たされた私が入場できたのは開場から20分後のことであった。

 前後左右から圧力がかかる押しくら饅頭状態で入場し、戦友と別れホールに入ったが、やはり例年のごとく人の壁ができ自由に通行できない状況である。何とか人込みの間をすり抜け戦利品を集め、11時前には回収を完了した。
 しかしそれも束の間、戦友からファンネル(別働)の依頼が来たためサークルの屋外待機列に並ぶこととなった。正午前の日差しは強烈で、アスファルトからの輻射熱も加わり、待機列はまさに灼熱地獄の様相を示していた。
ここでも戦線離脱者が相次ぎ、冒頭で書いた通り車椅子が足りず台車で離脱者を搬送するという光景がしばしば見られた。

 やっとのことで目的の同人を購入し、ホール内に戻る。ふと天井を見上げると白いもやがかかっている。これこそ、晴海会場で見られたという伝説の「コミケ雲」であった。私はコミケ参加5回目にして初めてこれを目にし、「コミケ雲は本当に実在したのか」という感動と、コミケ雲を生み出すほどの戦場の過酷さへの畏怖を覚えた。

 正午を過ぎると各サークルが続々と完売し、この日の戦いは終わりを告げた。この時点で持参した水分3.5Lは底をついていた。しかも、恐ろしいことに3.5Lも水分を取ったのにここまで全く尿意を催さなかった。
私は翌日の参戦に備え早々に撤収することにした。撤収の寸前、急に冷たい風が吹いてきた。スマートフォンで雨雲レーダーを見てみると、西の方に積乱雲が発達、23区内には大雨注意報が発令されていた。慌ててバスに飛び乗り東京駅方面に向かった。

 東京駅に着いた時には雨が降り出していたが、どうやら東京ビッグサイトでは雨が降らなかったそうである。1992年のコミケ前に関東直撃コースをとっていた台風が急に進路を変えたという話を聞いたことがあるが、コミケにはやはり超自然的な力があるのだろうか・・・
その後、戦利品をロッカーに預け、新宿のカプセルホテルに移動し、早くも午後8時には就寝してしまった。
weathermap00.jpg
 余談だが、この日東京ビッグサイト最寄りの気象観測地点である江戸川臨海では観測史上2位の最高気温37.5℃を記録したそうである。

 翌8月12日は午前4時ごろ新宿のカプセルホテルで起床した。しっかりと8時間ベッドで寝たため体調は良好であった。新宿駅で戦友と合流し、東京ビッグサイトへ向かった。
この日の朝の気温は28℃。熱帯夜だが前日よりは3℃ほど低く、まだ快適な方であった。また、新木場でのりんかい線乗り換えも前日よりは人込みの密度も低く、かなり楽であった。
しかし、前日痛めた右腕が痛みだしてしまい、戦友に湿布を分けてもらった。

 会場にたどり着くまでの道も比較的空いていて、始発でも舗装された駐車場に並ぶことができた。暑さも前日ほどではなく、熱中症で倒れる参加者もほとんど見られなかった。入場も比較的スムーズで、30分弱で戦利品の回収は終わった。しかし、本当の地獄はここからだった。

 戦利品回収後、戦友からの依頼で超人気シャッター前サークルに並ぶことになったのである。列は50mをゆうに超え、いつになったら買えるのかは見当もつかない状態であった。
兎にも角にも最後尾に並び、ひたすら灼けつく日差しの灼熱地獄に耐えていた。前日よりはましとは言え記録的猛暑であることに変わりは無く、この日も屋外では戦線離脱しスタッフにより救護室に担ぎ込まれる参加者が続出していた。容赦のない無慈悲な灼熱地獄を2時間ほど耐え、やっとのことで目的の同人を入手した。

 それから戦友と合流し精算をした後、私は帰路に就いた。帰宅後に見たネットのニュースで「高知県江川崎で41.0℃の国内最高気温を更新」や「コミケ3日間で2000人が救護室に搬送された」という記事を見て、今年の夏コミがいかに恐ろしい状況下で行われたのかを知り慄然たる思いであった。

 最後に、このジェノサイドコミケの2日間を振り返って、私が救護室送りにならず生還できた理由は、帽子とスポーツタオルで日射対策をしていたことと、こまめな塩分と水分の補給が功を奏し脱水症状に陥らなかったためであろうと思う。
また、一度このような最凶の灼熱地獄を経験しておくことで、今後の夏コミは「2013年のC84を経験したのでもう何も怖くない」という悟りの境地に至ったうえで参加できるようになり、その点は良かったと思う。

DSC_0336.jpg
西館から東館方面を見た写真。これでも参加者の少なかった3日目(8/12)の人出ピークを過ぎた正午ごろの様子であり、最盛期はさらに混雑する。
1376278510986.jpg
コミケの風物死、なのは完売
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近況報告(nヶ月ぶりx回目)

どうも。毎度おなじみ近況報告でございます。
特に書くネタが無かったんで・・・

★湘南小旅行
前回撮れなかった江ノ電300形を撮るために湘南の方に出かけてきました。
ついでに艦これの舞台(?)軍都横須賀へ。
駅前が海で、いきなり自衛隊の艦船が停泊していて驚きました。
DSCF2696.jpg

DSCF2698.jpg
戦艦の石碑が並ぶ公園

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戦艦三笠

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今回はちゃんと撮れました。名義上は1925年製の玉南電気鉄道の車両で、車体も製造から50年以上たっており、いつ廃車されてもおかしくないです。

★キャンプ
地元の友人と奥多摩までキャンプをしに行ってきました。
ついでに例の聖地へ・・・
P1000763.jpg

P1000765.jpg
この2枚で分かる人なら元ネタが分かるはずです。分からない人は調べない方が良いです・・・

★その他
DSCF2744+.jpg
今年は中秋の名月がきれいに見えたので撮ってみました。

DSCF2780.jpg
来年から置き換えが始まる横浜線の205系。葬式鉄が集まる前に撮っておきます。

P1000845.jpg
学祭に行ったついでに新宿線の新車が撮れました。
プロフィール

てつろう

Author:てつろう
都内勤務の会社員。元鉄道研究会部員(卒業済み)

誕生日は2月27日
(田村ゆかりと同じですww)

血液型はA型、思想は保守

鉄ヲタで、なおかつアニヲタという救い難い人間

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